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近年の離婚の傾向

離婚というと若い年代だけではなく、近頃は熟年離婚といった、長く結婚生活を続けた後に離婚してしまうケースも増えています。
結婚する当初から離婚を想定して一緒になる夫婦というのはそういないと思います。
ところが共に生活を営む上で、決定的な別離の理由以外にも小さなズレや不満を長年積み重ねた結果離婚となってしまうケースが目立ってきています。
20代や30代の離婚は昔から一定数ありましたが、60代からの離婚が目だって増加傾向にあるのが最近の特徴であります。

熟年離婚という言葉は単に年配者の離婚というのではなく、結婚生活が20年以上に渡る夫婦が離婚してしまう事を指して言います。
ですから、20歳で結婚した夫婦が40代を過ぎて離婚すればそれは熟年離婚とされますし、50歳で結婚して60歳で離婚したとしても熟年離婚とは見なされません。
熟年という言葉が指し示すものは、個人の年代ではなく結婚した年数の事を指すのです。
熟年離婚という言葉がクローズアップされても、実質は法的な離婚と何ら変わりがないのですが、若い世代に見られる離婚とはその理由やきっかけが明らかに違ってきます。

若い世代の離婚理由は、性格の不一致であるとか相手の異性問題、金銭問題など具体的にわかりやすい理由が多いものです。
ところが、熟年離婚とされる層の離婚理由は、浮気やお金、DVといった問題が特に無い場合も多いのです。
そして、女性側から切り出すのが多いのも熟年離婚の特徴です。
これは、それまでの結婚観によって生活してきた女性側が、時代の移り変わりと共に我慢・忍耐を強要されていたと気付いて、それから開放されるために離婚を自分から言い出すようになったのです。
昔は出戻りだとか行かず後家だとか、離婚をした女性に対する風当たりが冷たかったのが、年齢を経ると自分に対して文句を言う姑の存在もなくなり、社会的にも離婚がさほど非難されない風潮になってきたのも離婚の決意に拍車をかけていると言えます。
ですから、夫側としては、今までどおり夫婦の生活が続くものだと思っていた矢先に妻に離婚を言い渡されるのですから、そのショックは計り知れないものがあります。
食事は勿論、身の回りの衣類まで家のどこに何があるか把握していないような夫が突然一人にされるのですから、精神的にも物理的にも打撃は大きくなります。

そうなってしまうには今までの傍若無人な振る舞いや妻が居て当たり前という安心感からくるワガママが多かったのかもしれませんが、晴れて離婚したと思った妻の側にも精神的なショックは遅からずやってくるものです。
離婚をしないのがいい夫婦というわけではありませんが、こうした熟年離婚が増加しているという事を踏まえて、若い世代はよりよい熟年夫婦になれるようにどうすればよいか考えて見ることも必要ではないでしょうか。

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